2025
恋
空がこんなに青くて綺麗なのに 地面に目を向ける
世界が彩るはずもない ぼやける視界に君の影が落ちる
夢を見ているの 長い旅路を歩いてく
声が届くまで 思いっきり叫んで
枯れた花のよう 全力で死んでいこう
凍てつく風に愛を求めていた 肌が凍えて 微かな温もりで
広がる野原で一人立ち尽くし
回る風車に静かに願って 切なさが愛しい
車窓を流れる景色が少し悲しい
君と出会った日は 歪な心で
幸せを捨てていた 消息不明の希望
明るい春の訪れは来ないけど トンネルの向こう まばゆく光ってる
かき消した思いを土に埋めて 墓標すらなく 寂しそうで
懐かしいと君が言う 優しさにそっと寄り添って
世界の終わりでも 君の笑顔に惹かれて 恋をした