2025

雨の日

回る景色 眺めていたら 静かな部屋で一人になっていたんだ
外は雨が降り注いでるの 帰れそうにないよ 
空が赤く染めて 夜の幕が開けてしまう
僕は世界に取り残されてるのかな きっとそうなのかな

一人でも怖くはないよ そんな日々は慣れっこだよ

時間と言う名の列車に乗って 降りる駅を探している
僕たちがすれ違わない駅も あったりして

回転ドアを潜り抜けるほどの器用さ 僕にはないのかもね
つまるところ 僕は一匹の魚なのかもしれない

雨はまだ降ってる 傘もないまま 僕は走っていくよ
気が付けば空の上にいるよ 雨になっていたのかな

やり直しができたとしても やり直しのやり直しは?

春の隣で君を待ってる 季節が移り 君は来ない
大人になって忘れちゃってた 思い出たちをひっくり返して
取り留めのない物語の ひとかけらの僕たちの 
未来の向こう 何があるのか この目で見てみたい

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